十勝ポップコーン「バターしょうゆ味」発売 本別の前田農産食品
【本別】本別町内の前田農産食品(前田茂雄社長)は、北海道十勝ポップコーンの新商品「バターしょうゆ味」を発売した。地方をもっと元気にしたいという思いと、振りかけたパウダーを混ぜて食べることの二つの意味を掛け合わせた「ご当地フレーフレー」シリーズの第1弾。和洋折衷の日本らしい味を前面に、世界に売り込むグローバル商品としての位置付けもある。9月から道内で先行販売していて、全国販売は11月、2026年以降は北米などに向けて輸出する計画だ。(佐藤匡聡)
北海道十勝ポップコーンは、電子レンジで約2分加熱するだけで、ふんわりとした食感の出来たてを楽しめる商品。自社農場で一貫生産した爆裂種トウモロコシを原料に、安全性や環境保全の国際基準「グローバルGAP」を取得している。沖縄の海塩を使用した「うま塩味」と、程よい甘みの「キャラメル味」がある。
新商品は、道産バターを使用した「バターしょうゆパウダー」を振りかけて楽しむ。企画から商品化に至るまで1年半ほどを費やした。今後は「ご当地フレーフレー」シリーズの幅を広げ、みそ味やカレー味、あごだし味など、全国各地の特産品や名産品とのコラボレーションを模索していく考えだ。
内容量54グラムで、価格は324円前後(オープン価格)。道内の土産店やコンビニ、スーパーなどで先行販売している。
前田社長は「輸出も視野にあるので、日本らしいユニークな味に仕立てた。既存の商品は北海道や十勝の土産品として多く買い求めてもらい、非常に感謝している。引き続き、バターしょうゆ味も土産などで持って行ってほしい」と話している。
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