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管内農家でビートの苗作り 4月には畑へ

手伝いの子どもを交え急ピッチで進む苗作りの作業(28日午前11時40分ごろ、山下僚撮影)

 【中札内】農業王国十勝に春の訪れを告げる、ビートの苗作りが管内の農家で始まった。ビニールハウス内でビートの種をペーパーポット(紙筒)に入れる作業が進んでいる。育った苗は4月下旬に畑に移す。

 鎌田農園(村共栄東4線、鎌田和志代表)では、昨年より2・5ヘクタール多い11ヘクタールの畑にビートを栽培する計画。苗は20万本ほど多い92万4000本を用意する。

 苗作りは28、29日に行う。家族4人、社員2人、パートタイマー5人の計11人で分担し、肥料を混ぜた土と種子をペーパーポットに入れる作業に精を出している。

 十勝は昨年、病害虫の防除と寒暖の差が功を奏し、ビートの糖度が17・6%と高い数値を示した。生産量は約171万トンだった。

 鎌田さんは「おととしに発生した西部萎黄(いおう)病(糖度低下を招くビートの病気)が落ち着いたので去年より不安が少ない。昨年のように収穫できることを期待している」と話した。

 作業を手伝った長男の皓哉君(12)=中札内小6年=は「ビートが大きく元気よく育ってほしい」、次男の悠仁郎君(6)=きらきら保育園年長=は「作業が楽しい」と笑顔だった。(星茉莉枝)

 

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