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モーテル跡地にキャンプ場 音更町然別にオープン

「CAMP VILLAGE ピュットの森」を紹介する管理人の北村さん。手前はフリーサイト、後方はコテージ

 【音更】音更町内の道道帯広新得線沿いにあったモーテル跡地を改修したキャンプ場「CAMP VILLAGE ピュットの森」(然別北5線西34)が4月26日にオープンした。舗装・土木工事などを手掛ける「トーシン」(本社音更町、佐藤誠吾社長)が新たな観光スポットとして同跡地のイメージを一新し、注目を集めている。(内形勝也)

 場所は、帯広側から平原大橋を越え、ひとつ目の信号機がある交差点を右折し、約200メートル直進した右側。同跡地の土地、建物はトーシンの所有物件で、別の会社が運営していたモーテルが閉鎖された後は、長期にわたり空き物件となっていた。トーシンが帯広市内の建築設計「MEPHIST(メフィスト)」(水野政彦主宰)に設計を依頼し、キャンプ場にリニューアルした。

 トーシンの佐藤社長(57)は「(オープン後の)ゴールデンウイークはSNSによる口コミ情報が広がり、多くの利用者でにぎわった」と話している。

 キャンプ場の名称となっているピュットは、デンマーク語で、ネガティブなことが起こった時に「まぁいいか」「なんとかなるさ」と気持ちを切り替えるために使う言葉で、車に乗って「ピュッと」と気軽に立ち寄れるという意味をかけた。

コテージの室内

 敷地面積は1・3ヘクタールで、15~20区画のテントを張れるフリーサイト(約3300平方メートル)と、車を乗り入れてキャンプを楽しめる2区画のオートサイト(約200平方メートル)を開設し、共同で利用する水洗トイレ、シャワールーム、炊事場も設置している。

 「長屋のヒュッテ」と名付けたコテージ4棟(1棟当たりの延べ床面積約50~55平方メートル)は、室内にベッド2台、ソファーベッド1台、シャワー付きバスルーム、水洗トイレ、エアコン、ストーブ、32型液晶テレビを配置している。

 室内に併設したモーテル時はガレージだったスペースにはテーブルと椅子を配置した土間に改修し、バーベキューを楽しめる。

 キャンプ場は帯広市と音更町の市街地に近い場所にあり、道道沿いのため、街中から車でのアクセスがいい。周囲は木立や畑に囲まれた自然豊かな雰囲気を楽しめ、木々の葉が落ちる秋や冬は西側に日高山脈を眺めることができ、東側は畑が広がる。

 トーシンの社員でキャンプ場を管理する北村豪介さん(45)は「いつでも気軽に立ち寄って、非日常を楽しんでもらいたい」と話している。

 利用料はコテージは1泊、1人1室が6600円~、2人1室は1万1000円~、3人1室で1泊1万3200円~となっているが、いずれも曜日や繁忙期によって割増料金となる。フリーサイト、オートサイトの1泊の料金は、大人(高校生以上)が1100円、子ども(中学生以下)は550円で、これに施設利用料として1区画につきフリーサイトは550円、同オートサイトは1100円がかかる。チェックインは午後2時、チェックアウトは正午。通年営業。予約、問い合わせはピュットの森(090・3395・4586)へ。

関連写真

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  • 音更町然別北5線西34にオープンした「CAMP VILLAGE ピュットの森」のコテージの室内に併設した土間を紹介する管理人の北村さん

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