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第54回心身障がい児(者)作品展示即売会、来月開催

即売会に向けて制作に取り組む特別支援学級5組の生徒と菊地教諭(後列左)

 「第54回心身障がい児(者)作品展示即売会」(運営委員会主催)が2月19日から21日まで、帯広市市民活動交流センター(藤丸8階)で開かれる。管内の25小中学校と16福祉施設・団体に所属する児童、生徒、入所者が心を込めて作った工芸品や雑貨が展示・販売される。

 心身に障害のある人が作品の製作や販売を通じ、社会で自立する力を養うことが目的で、毎年開催されている。

 帯広第二中学校からは、特別支援学級5組の生徒8人が参加する。担任の菊地慶晃教諭と一緒に、昨年の4月から、刺し子や布巾、木工品、ビーズのアクセサリーなどを製作してきた。22日には授業で陶芸品作りに取り組んだ。生徒たちは、ろくろを回しながら粘土をこね植木鉢や湯飲み、皿などを作り上げた。

 同学級の石田愛美さん(1年)は「作るのは楽しい」、小野寺勇樹君(2年)は「初めてで難しい」とそれぞれ話した。昨年9月ごろに帯広西陵中から転校してきたという亀田綾奈さん(同)は「(陶芸は)カップが自信作。即売会で前の学校の友達に会うのも楽しみ」、即売会への参加が2回目の長原美帆さん(3年)は「昨年は少し売れればいいと思っていたが、今年はもっと売りたい」と、それぞれ思いを語った。

 菊地教諭は「仕事に必要な集中力や忍耐力、出来上がったことへの達成感や喜びを、製作と即売会を通じて学んでほしい」と話していた。

 即売会は連日午前10時ら午後5時(最終日は同4時)まで。
(大木祐介)

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