耕土興論「和多田進(ジャーナリスト) 東京日記(499)見るということ」
よほどの写真好きでもないかぎり、アウグスト・ザンダーという写真家の名前はもちろん、作品も知らないだろう。当然のことである。人は何でも知っているわけじゃないのだから。しかし、少しでも写真について考えようとする人なら、ザンダーの名もその人が撮った写真の幾枚かも想起できないはずはない。理由は明白で、ザ..
よほどの写真好きでもないかぎり、アウグスト・ザンダーという写真家の名前はもちろん、作品も知らないだろう。当然のことである。人は何でも知っているわけじゃないのだから。しかし、少しでも写真について考えようとする人なら、ザンダーの名もその人が撮った写真の幾枚かも想起できないはずはない。理由は明白で、ザ..