耕土興論「牧野伊三夫(画家) 自転車」
中古の自転車に自分でペンキを塗り、乗っていたことがあった。もとの淡い紫色の車体を自分好みの緑色に塗り替えたのだが、自転車の形はなかなか複雑だから、塗っているとタイヤやスポークなどまでペンキが飛び散って、実にみっともない仕上がりになった。しかし、乗っているうちにだんだんと愛着がわいてたいして気にな..
中古の自転車に自分でペンキを塗り、乗っていたことがあった。もとの淡い紫色の車体を自分好みの緑色に塗り替えたのだが、自転車の形はなかなか複雑だから、塗っているとタイヤやスポークなどまでペンキが飛び散って、実にみっともない仕上がりになった。しかし、乗っているうちにだんだんと愛着がわいてたいして気にな..