満月でシュート!? 帯広でもスーパームーンくっきり
1年のうちで地球に最も近い満月が5日、十勝の夜空にも輝いた。凜(りん)とした月の光が黄葉した街路樹をうっすらと照らした。
楕円(だえん)の軌道で公転する月は、地球との距離が変わる。国立天文台によると、5日の満月は、今年最も遠かった満月(4月13日)より5キロ程度地球に近く、見かけ上は約14%も大きくなる。
近年は、最も近い満月を「スーパームーン」と呼ぶ場合もある。米国の古い風習として、毎月の満月に名称を付けることもあり、11月は「ビーバームーン」とされる。いずれも正式な天文現象ではない。
この日の帯広の月の出は午後3時39分。日の入りも午後4時16分とすっかり早まり、大きな月が夜空の主役に。帯広市内の中心部では、帰宅を急ぐ会社員はコートを羽織り、すっかり冬の装い。ふと横断歩道を見上げると、点灯した青信号と満月が重なり、サッカーをしているように見えた。(塩原真)









