750人が節目祝う 帯広南町中50周年式典
 帯広南町中学校(今野典之校長、生徒652人)の開校50周年記念式典が1日午前、同校で開かれた。生徒や保護者、教職員ら約750人が出席し、半世紀の節目を祝うとともに、今後の発展を誓った。
 今野校長が「地域の皆さんとの連携で特色ある教育活動が展開でき、子どもたちの豊かな感性が大地に根を下ろし力強く成長する姿は、この地区の自然環境や社会環境に醸成されたものと感謝している。学校、家庭、地域が織りなす南風を受けながら歴史と伝統を受け継ぎ、さらなる発展につなげていく」と式辞。猪子荘太郎協賛会長があいさつし、歴代校長と歴代PTA会長に感謝状が贈られた。来賓を代表し、米沢則寿市長が祝辞を述べた。
 生徒を代表し、前期生徒会長の奥本英斗さん(3年)が「南中体操」やあいさつ運動など同校の伝統に触れ、「素晴らしい伝統を途絶えさせることなく、良い伝統として発展させ続けていくことが先輩たちへの恩返しになる」と語った。最後に全校生徒で「大地讃頌」を合唱した。
 同校は市南部地区の発展に伴い、生徒数が増加した帯広第四中のマンモス化解消のため、1975年に開校。現在は道東最大規模の生徒数を誇る。これまでに9670人の卒業生を送り出している。(津田恭平)
 被表彰者は次の通り。(敬称略)
▽歴代校長=森戸春樹、辻敦郎、谷英明、八重柏新治、村井正志、東海林弘哉、上田和聡、能戸貴英
▽歴代PTA会長=矢野充、米山小百合、平山修一、勝部正志、石原敏晃、得能優輝江、戸塚義明、佐藤哲康、今井奈美、佐藤寿一、猪子荘太郎












