ディーラーのスキルコンテスト全国大会へ トヨタモビリティ帯広
トヨタモビリティ帯広(帯広市、若林剛社長)の整備士高橋裕貴さん(39)=エンジニアリーダー=、沼倉隆浩さん(36)=上級エンジニア=、上田裕さん(36)=同=が、4日に岐阜県で開催される「全国トヨタ販売店サービススキルコンテスト」に北海道地区の代表として出場する。全国出場は、昨年合併した帯広トヨペットからは初めて、トヨタカローラ帯広からは19年ぶり。
同コンテストは店舗総合力を高める「共創の場」として、トヨタ自動車(東京)が1966年から開催。以前は販売チャンネルごとで行われていたが、昨年から全国のトヨタ販売店を対象にし、今年はチーム競技が初めて取り入れられた。
コンテストでは車検をテーマに、受け付けから車両の点検、客への説明まで一連の流れをチーム内で分担して行う。丁寧な接客や工程前後の連携、整備技術の正確さなどが問われ、基準に達したチームに金賞から銅賞までが贈られる。
昨年、トヨタモビリティ帯広の管内7店舗から学科や実技試験を経て3人を選出。6月に行われた北海道地区大会の学科試験で、AGHトヨタ札幌と共に全国大会の切符を手にした。全国への出場は初めてという3人は、2カ月前から営業終了後に2時間ほどの練習に汗を流してきた。
チーム最年長で入社19年目の高橋さんは「丁寧な作業を心掛け、帯広を良い意味で広めることができれば」と力を込める。入社17年目で同期の沼倉さんと上田さんは、「プレッシャーだが、仲間を信じて最後まで楽しくやり切りたい」「金賞を目指し、会社にも良い影響を与えられるよう全力を尽くしたい」とそれぞれ意気込んでいる。(廣田佳那)