ロケット製作通じ対話や事業管理学ぶ 大樹高校
【大樹】大樹高校(高橋豊校長)で17日、エアロケット製作を通じてコミュニケーションスキルやプロジェクトマネジメントを学ぶ授業が行われた。生徒たちは、専門家からの講義を通じて、チームワークの大切さなどに理解を深めた。
探究学習の授業として、1年生21人が取り組んだ。同校でモデルロケット製作・打ち上げ体験などを指導する和歌山大学イノベーションイニシアティブ基幹の秋山演亮教授、研究などで秋山教授とつながりのある慶応大大学院システムデザイン・マネジメント研究科の田中康平特任講師が講師を務めた。
生徒たちは、計画を立てて製作し、試射結果から改善点を反映して再製作することを繰り返す「エアロケットプロジェクト演習」を実践。状況変化時の適切な計画修正、チーム内コミュニケーションを通じた柔軟な計画運用などへの理解も深めた。
その後、生徒たちは、試射結果を生かした「完成形エアロケット」を打ち上げ。試射よりも飛距離を伸ばし笑顔を見せた。高野瑛斗さん(15)は「経験のない授業で、しっかり話し合わないと進まないことも体験できた」と語った。(松岡秀宜)











