暑さ続く帯広、ビアガーデン早くも活況 今季オープンの前倒しも
6月は30度以上の真夏日が過去最多となるなど、早くも暑さの続く帯広市で、まちなかのビアガーデンなどが活況を呈している。ビアガーデンのオープンは早まり、屋外で飲食を楽しむイベントも人気。7日以降も、暑い日が続く予報でまちなかは一段とにぎやかになりそうだ。
市内唯一のビアガーデン「十勝星空ビアガーデン」(大通南10・名門ビル屋上)は、例年より2週間早い6月16日に今シーズンの営業を開始。気温の上昇を見込んでオープンを早めたといい、連日多くの客でにぎわっている。
氷点下の生ビールとバーベキューが人気で、週末は予約で満席になることも。多い日には200人余りが来店するという。今年は8月31日まで営業予定で、運営するテイルカンパニーの向井康人社長は「短い夏をキンキンに冷えたビールで楽しんでほしい」と話す。
6月30日から恒例のビアフェスタを2週間にわたって開催中の「北の屋台」には、毎日100人を超す人が訪れている。ビール2杯とくじ付きのチケット(1000円)を販売。親子3代で食事に来た村上愛子さん(68)は「夜空の下で飲むビールは格別。料理も堪能している」と笑顔。孫の谷村すみれちゃん(3)は「(くじ引きの)ガラガラが楽しかった」と話した。
19店舗が並ぶ「十勝乃長屋」(西1南10)では4日、夏祭りが開かれた。同級生2人と訪れた松尾隼斗さん(28)は氷菓子の早食い競争で優勝。「こうしたイベントで帯広が盛り上がってくれればうれしい」と活性化への期待を語った。
帯広市内では今後も、屋外でビールを楽しむイベントが続く。北の屋台のビアフェスタは10日まで開催予定。旧北洋銀行帯広ビル跡地の「おびひろ街中広場」(西2南9)では、「おびひろド真ん中ビアフェスタ」(25~31日)や「とかちビアガーデン」(8月2日~7日)が開かれる。(月森七海)
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