無病息災願い「茅の輪」くぐり 帯廣神社で夏詣始まる

列をつくり、願いを込めて茅の輪をくぐる参拝者(6月30日、帯廣神社で。塩原真撮影)
帯廣神社(帯広市東3南2、大野清徳宮司)で、年の後半の始まりに感謝と祈願を込めて参拝する「夏詣」が1日始まった。6月30日には境内で、半年の罪穢(けが)れをはらい清める「夏越の大祓(なごしのおおはらい)式」が実施され、市民ら約270人が参列した。
夏詣は2014年に浅草神社(東京)で始まった新しい風習で、帯廣神社では18年から取り入れている。8月15日までの期間中は、限定の御朱印や千社札を授与するほか、境内には「五十鈴(いすず)の風鈴」と名付けられた計50個の風鈴が至る所に掛けられ、涼やかな雰囲気を演出。月次祭の日には、手水鉢を花で彩る花手水(はなちょうず)も飾られる。
30日の午後3時から行われた祭事「夏越の大祓式」では、神職による神事が執り行われた後、設置された「茅(ち)の輪」を市民らが順番にくぐり抜けて、無病息災を願った。
帯広市内から夫婦で参列した山田信彦さん(75)と広子さん(74)は「茅の輪をくぐって、すがすがしい気持ちであと半年を過ごせそう」とし、「今年で二人とも完全退職したので、これまでの感謝と、この先も二人で仲良く暮らしていけるように願いを込めた」とほほ笑んだ。(児玉未知佳)
無病息災願い「茅の輪」くぐり 帯廣神社で夏詣始まる
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茅の輪をくぐる大野宮司(奥、塩原真撮影)

形代を木箱に収める神職(塩原真撮影)

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形代とよばれる人の形に切った紙で体をなでるとたまった穢れが浄化するとされる(塩原真撮影)

無病息災願い「茅の輪」くぐり 帯廣神社で夏詣始まる 6

花手水(塩原真撮影)

茅の輪をくぐりピース(塩原真撮影)

列をつくり茅の輪をくぐる参拝者(6月30日、帯廣神社で。塩原真撮影)

列をなし茅の輪をくぐる参拝者(塩原真撮影)

祭事と執り行う神職(塩原真撮影)

手水舎上の風鈴(塩原真撮影)

和傘と花手水(塩原真撮影)

夏詣のちょうちん(塩原真撮影)

花手水(塩原真撮影)

列をなし茅の輪をくぐる参拝者(塩原真撮影)

列をなし茅の輪をくぐる参拝者(塩原真撮影)

列をなし茅の輪をくぐる参拝者(30日、帯廣神社で。塩原真撮影)