山岳ライター谷水亨さんが「十勝三園一写」展 2~6日
帯広市在住の山岳ライター谷水亨さんによる写真展「十勝三園一写」展が2~6日、市内の帯広信用金庫中央支店おびしんふれあいギャラリー(西3南14)で開かれる。十勝を取り囲む三つの国立公園の四季折々の魅力を伝える。
谷水さん(64)は1986年ごろに職場の登山部に加入したのを機に山を歩くようになり、2009年から本格的に登山を始めた。13年からは山と渓谷社発行の山岳雑誌に記事を掲載。北海道アウトドアガイドの資格も持つ。
昨年、90周年を迎えた大雪山と阿寒摩周、新たに指定された日高山脈襟裳十勝の3国立公園の山岳写真や麓からの写真など、これまでに撮りためた写真が多数あり、「十勝を取り囲む三つの国立公園を一つにまとめた写真展を」と企画した。
大雪山では、1年で数日しか現れない白雲岳の幻の湖、チングルマが咲き誇る裾合平、阿寒摩周では雌阿寒岳での大気光学現象「タンジェントアーク」、日高山脈ではカムイエクウチカウシ山やペテガリ岳などの山岳写真など計23点を展示している。
谷水さんは「一つの地域に3国立公園がある恵まれた地域に住んでいるので、その素晴らしい国立公園を1回で見てもらえたら」と話している。
午前10時~午後4時(6日は午後3時まで)。(完戸雅美)