初開催の「まちなか桜まつり」盛況、ホコテン形式で700席埋まる
帯広西一条中央商店街振興組合(柳澤一元理事長)が初めて企画した「まちなか桜まつり」が27日、西1南10の車道を歩行者天国形式にして行われた。用意した700席が明るい時間帯から埋まる盛況ぶりとなった。
大型商業施設の相次ぐ閉店を背景に、晩春のまちなかににぎわいを創出しようと企画した。午後5時の開幕式では、柳澤理事長が「たくさん飲んで食べて、抽選や歌謡ショーも大いに楽しんでほしい」とあいさつした。
「グルメフェア」と題して北の屋台と十勝乃長屋、組合員の飲食店など計27店が参加し、フードメニューを提供。中央に設けられたステージではマジックショーなどが行われた他、午後7時半からは帯広市出身の歌手さくらまやさんが登場。「大漁まつり」など全5曲を披露して会場を盛り上げた。
仕事帰りの会社員などが団体で来場し、晩春の爽やかな気候の中で飲食を楽しんだ。帯広市内の会社員加藤義昌さん(58)は「さくらまやさんの歌唱ステージを楽しみに定時退社してきた。春らしい日に外で飲むビールがおいしい」と笑顔だった。
まつりの林佑太実行委員長は、「あえて、まちなかへの人流が少なくなる閑散期に行ったが、想定を上回る来場者数で驚いた。にぎわい創出に一役買えた」とし、「来年以降も継続開催していきたい」と手応えを語った。(児玉未知佳)
初開催の「まちなか桜まつり」盛況、ホコテン形式で700席埋まる
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