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十勝ゆかりの演奏家でつくる最少編成オーケストラ、6月に十勝で初の有観客公演

来場を呼び掛ける(左から)太田さん、佐々木さん、吉延さん

 十勝ゆかりの演奏家ら9人による最少編成のオーケストラ「サロンオーケストラ」による演奏会が6月22日午後2時から、帯広市内のとかちプラザ・レインボーホールで開かれる。同オーケストラとして初の管内での有観客公演を前に、出演者たちは「幅広い世代にお越しいただけたら」とPRしている。

 同オーケストラのチェロ奏者白佐武史さんが代表を務める音楽事務所FOGMUSIK(埼玉県)の主催。

 同事務所は2018年、全国各地の音楽家が所属する形で発足。メンバーがいる各地で小規模のオーケストラを編成し、小中学校での演奏やコンサートを開催している。十勝では20年から小中学校で演奏を披露している。同年には十勝で初開催となる有観客公演を予定していたが、コロナ流行で無観客開催に。今回の演奏会で初めて観客を迎える。

 演奏会には、オーボエの太田妃佳里(ひかり)さん=帯広市出身、宝塚歌劇オーケストラ契約奏者=や、ピアノの佐々木千里さん=帯広市出身・在住、ちさとピアノ教室主宰=、フルートの吉延佑里子さん=帯広市在住=ら十勝ゆかりのメンバーも出演する。

 当日は、ビゼー「カルメン組曲より」やラヴェル「ボレロ」など8曲ほどを披露。指揮者体験も行うほか、ゲストとして、やかんなどの日用品で演奏するインストゥルメンタリスト「983(キュッパさん)」も登場する。

 太田さんと佐々木さん、吉延さんは「地元への感謝の気持ちを込めた演奏会。お客さんと一体となり、有意義なコンサートにしたい。地域活性化にもつながれば」と意気込んでいる。

 入場料は2500円、学生(大学生まで)1000円、未就学児は無料。チケットは専用ページからのほか、市内の旭楽器と井関楽器でも取り扱っている。問い合わせはサロンオーケストラ帯広事務局(080・3295・1465)へ。(菊地正人)

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