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カラダに優しい十勝産大豆ミート レトルトのパスタソースを開発

国分北海道が商品化した大豆ミートのパスタソースをPRする関係者

 食品卸道内大手の国分北海道(札幌)は、JA帯広かわにし(足助博郁組合長)の大豆ミートを使用したレトルトのパスタソース「十勝産大豆ミートのボロネーゼ風ソース」を開発した。“美味(おい)しくてカラダにも優しい一皿”をコンセプトにした商品で、27日からハピオ(音更町)やとかち物産センター(JR帯広駅エスタ東館)、市内スーパーなどで販売している。

 十勝産品を使った加工商品の企画・販路拡大などに取り組む「北海道フードネットワークプロジェクト」の一環で開発した。取り組みを主導する帯広物産協会(小倉豊会長)が、会員企業である両者をつなぎ合わせて商品化が実現した。

 19日に同JAで発表会が行われた。ソースの原料にはひき肉の代わりに大豆ミートを使用し、北海道産トマトとタマネギとともに煮込んだ。大豆特有の臭みを消すためにローリエなどのハーブを加えたのがポイントで、同社は「少しスパイシーな味付けで、風味と香りに奥行きがある商品になった」と説明している。

 常温で1個443円(120グラム)。パッケージにもこだわり、同JA女性部の提案で大豆の花をデザインに取り入れた。

 同協会は、健康志向の高まりや米不足問題などを背景に新たなたんぱく源として大豆ミートの可能性に着目。昨年10月から同JAと共同して冷凍ソースや総菜などの商品を開発してきた。今回は第4弾となる。

 同協会の木戸善範事務局長は「肉はレトルト加工すると食味・食感が損なわれる場合があるが、大豆ミートは本来のおいしさを保ったまま商品にできた」と自信をのぞかせる。足助組合長は「国産大豆の消費拡大に寄与する商品。家庭用だけでなくお土産などで手に取ってもらい、組合員が大事に育てた大豆の魅力を感じてもらいたい」と話していた。(児玉未知佳)

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