修学旅行先で芽室PR パンフや動画制作、スープも配布 芽室の3中学校
【芽室】芽室町内の中学校3校の3年生が、地元の魅力をまとめたパンフレットや動画を制作した。生徒たちは4月の修学旅行で訪れた東京などでパンフレットを配布し、町のPRに貢献。制作を通じ、郷土愛の醸成にもつながった。(近藤周)
芽室西中学校(乙戸貴宏校長)では、3年生49人が町の地理や特産品、発祥のスポーツ・ゲートボールなどの情報を、A4判三つ折りのパンフレットと動画にまとめた。制作には日本甜菜製糖や味の素食品など、町内に工場を構える企業が協力した。
動画が視聴できるQRコードをパンフレットに印刷し、4月20~22日の修学旅行で訪れた浅草寺周辺や飲食店などで、日甜のスティックシュガー、味の素のカップスープとともに約100セットを配布した。
パンフレットを受け取った人からは「自分たちの住む町のことを勉強し、それをアピールする取り組みに好感を持てた」「スイートコーンが大好きなので芽室が今行きたい町ナンバー1になった」などの感想が寄せられた。
生徒の牛木蒼介さん(14)は「スーパーで目にする砂糖やスープが芽室で生産されていることを関東の人に知ってもらえた。芽室に興味を持つ人が1人でも増えていたら」と振り返り、辻晴那さん(14)は「企業にも協力してもらい、時間をかけて作ったパンフレットなので、町内や十勝管内でも配りたい」と意欲を見せていた。
芽室中学校(新倉忠司校長)と上美生中学校(和田秀治校長)では、昨年度に引き続き今年度もパンフレットを制作。芽室中の3年生120人は4月23~25日、上美生中の3年生7人は4月20~22日に、修学旅行先の東京や横浜、鎌倉でパンフレットを配布した。