帯広出身ユニット「烏兎」が初CD、ドラマ主題歌にも採用
帯広出身の女性2人組ユニット「烏兎-uto- (ウト)」が4月23日、初のCDを発売する。「Blessings of the Sun」(2530円)で、2人は「ようやくCDをリリースでき、本当にうれしい。私たちを育ててくれた十勝の皆さんにこそ、烏兎の音楽を手に取って聴いてほしい」と話している。
烏兎は帯広出身の幼なじみ、窪田ひかりさん(24)=ピアノ=と、ベイ佐藤さん(26)=ボーカル=のユニット。ベイ佐藤さんが窪田さんの母親にピアノを習ったことで出会い、それぞれロックバンドとジャズで音楽に親しんだ。
共に帯広大谷高校を卒業後に首都圏に進学。ベイ佐藤さんがオリジナル曲の編曲を窪田さんに依頼したことをきっかけに、2023年、烏兎を結成した。烏兎は「太陽と月の意味」といい、このとき依頼した曲「こころの生き物」は、最初のシングル曲となった。
ジャズをルーツに語り掛ける歌と詩
2人の楽曲は「ジャズをルーツにした豊かな音と語り掛けるような歌と詩が特徴」(ベイ佐藤さん)という。今回のCDは6曲入りで、「こころの生き物」などこれまで発表した5曲と最新曲「Goes On」を収録した。発売レーベルのVIVID SOUNDは「太陽の恩恵を感じるひとときを温かみのあるサウンドで彩った1枚」とする。
2人は、2月に帯広市内で開かれた「第6回とかちリトル映画祭」でライブを披露。北海道テレビ(HTB)のドラマ「ススキノ・インターン」で、書き下ろし曲「ハミング」(CDには未収録)が主題歌に採用されるなど活躍が続く。同ドラマは30日午前0時と31日午前0時10分から、第3、4話(最終回)が放送される。
2人は「初のドラマ主題歌にCDリリースと、烏兎の音楽を多くの方に触れてもらえる機会をいただき、本当にうれしい」と喜ぶ。「まだまだ駆け出しだが、楽曲制作に加え、ライブ活動も引き続き頑張っていく。十勝の皆さん、応援よろしくお願いします」と、飛躍を誓う。(岩谷真宏)