カレーハウスアパッチの35周年記念企画 開業当初の価格350円でカレー提供
今年で創業35周年を迎えたカレーハウスアパッチ(帯広市東11南8、牧野史枝代表)は30日、看板メニューの「アパッチカレー」を開店当時の350円で提供する記念企画を行う。物価高の中、「少しでもお得においしいカレーを食べて、ハッピーな気持ちになってもらいたい」(牧野代表)との思いから発案。格安でカレーを提供し、なじみ客らに感謝を伝える。
同店は1991年、現代表の父櫻井靖真さん(78)が開業。藤丸前や大通付近に店を構え、2020年に現店舗に移った。果物やタマネギの甘みが際立つ特製ルーのアパッチカレーは、通常時600円で提供しており、幅広い世代から親しまれてきた。
記念企画は、「開業当時を思い出してもらえたら」との思いがあり、開店当時の価格でアパッチカレーを提供する(ルーが無くなり次第終了)。その他のメニューも、来店客一人につき店内飲食を50円割り引く。
同店は靖真さんが経理、牧野代表(51)がホール、娘の杏香さん(24)が厨房を担当するという完全家族経営。「何世代にもわたって来店してくれるお客さんも多く、長く続けていく大事さを教えてもらった」という。
節目を機に、事業継続のために営業時間の変更する考えで、4月から平日のディナー営業をやめ、ランチのみとする。土日祝日はランチ、ディナーともに営業する。水・木曜定休。(児玉未知佳)