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「町内に公文教室を残したい」 都鳥さんが本別で開設

「多世代をつなぐ役目を担いたい」と抱負を語る都鳥さん

 【本別】本別町美蘭別の都鳥蘭さん(27)が4月から、町内で唯一となる公文教育研究会(KUMON)の「公文式本別教室」を開設する。道教育大旭川校を卒業後、公設・足寄町学習塾の非常勤講師を務めた経歴を持つ。当面は算数・数学、英語、国語の3教科を週2回教える。「子どもだけでなく、大人の学び直しや外国人の日本語指導の場としても定着させたい」と話している。(佐藤匡聡)

 都鳥さんは1997年町美蘭別生まれ。清水小、本別仙美里中、帯広柏葉高卒。道教育大旭川校では国語教育を専攻し、国語科(中学・高校)と特別支援学校(知的発達)の教員免許を取得した。2022年9月から足寄町学習塾で、国語から公務員試験対策まで幅広い教科の個別指導を行った。

 本別教室の開設は、3月末で閉鎖を決めていた前任の先生からの勧めがきっかけ。「町内の公文式教室を残したく、児童や生徒の学力向上に少しでも貢献できればと考え、引き継ぐことを決めた」と話す。旧ソレイユ(北3ノ3)の建物で4月1日から始める。

 更別や池田では、KUMONが開発した「脳の健康教室」を生かし、地域の社会福祉協議会が65歳以上を対象に介護予防学習教室などを開いたことがある。都鳥さんは「公文式は高齢者の認知症予防や大人の学び直しも網羅するので、多世代が交流できる居場所をつくりたい」と話す。

 教室は毎週火曜と金曜に開設し、それ以外の日は町民の困り事に応える「頼れるお姉さん」として活躍したいと考える。スマホやパソコンの使い方、放課後自習のサポート、発達障害の相談などを想定する。

 都鳥さんは「来てもらうだけでなく、自ら町のさまざまな集まりに参加し、顔を覚えてもらうことが第一歩。多世代をつなぐ役目を担えるようになりたい」と話している。問い合わせは都鳥さん(070・1561・0143)へ。

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