AI使い動きや姿勢を改善 理学療法士の河江さんが帯広にスポーツ教室設立
帯広市の理学療法士河江将司さん(37)がスポーツ教室「ATHBASE(アスベース)」(西13北5)を設立した。河江さんによるとAI(人工知能)姿勢分析を用いた常設の運動教室は十勝初。「運動が楽しいと思ってもらえる施設になれば」と意気込んでいる。
河江さんは士幌小、士幌中央中、帯広三条高を経て、札幌のリハビリテーション専門学校を卒業。北斗病院での勤務や市内のデイサービス事業の立ち上げに携わる傍ら、少年団や高校の部活動でサッカー指導やトレーナーとして活動してきた。
活動を通し「手をつく、体を支える」といった競技の土台となる動きができず、けがをする子どもを多く目にしてきた。ただ、サッカーチームの中では土台の動きを培うための時間を取るのは難しかった。7年ほど前から構想を温め、実現にこぎ着けた。
姿勢分析アプリ「Sportip Pro」を用い、タブレット端末で姿勢やあらゆるスポーツの基本的な力の指標となるジャンプ動作を解析。偏りや体をうまく使えているかなどを客観的に評価し、改善に向けたメニューを組んでいく。
132平方メートルの室内にはクライミングウォールやうんてい、綱登り用ロープを設置し、楽しく運動できる工夫を凝らした。幼児から高校生が主な対象だが、運動初心者の50代くらいまでの大人向けに「体幹強化クラス」も用意した。
料金は月額で週1回7480円、2回1万4300円。保険料などを含んだ年会費5500円。29日までに入会すると入会金5500円が無料になる。同日までの月-土曜に体験会を開いている。予約はラインで。(高井翔太)