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十勝ヒルズ内のクラフトジン製造所 飲食店主ら見学

蒸留への意気込みなどを説明する宮澤社長(手前左)

 【幕別】十勝平野蒸留所(幕別町、宮澤嘉裕社長)が、町内の十勝ヒルズ(日新)内に開設したクラフトジンの本格製造拠点の見学会が6、7の両日、現地で開かれた。十勝ヒルズを運営する雑穀卸などの丸勝(帯広市)が初めて企画。7日は市内の飲食店経営者ら約20人が来場し、宮澤社長らに製造過程や商品のこだわりなどを確認していた。

 同社は、元池田町職員の宮澤社長が起業塾「とかちイノベーションプログラム(TIP)」への参加をきっかけに設立。2023年にスピリッツ(蒸留酒)の製造免許を取得し、初の自社製品となる「明時(AKATOKI)」(1本7000円)を開発、昨年12月にクラウドファンディング(CF)の返礼品の形で461本を先行販売。今年2月からは管内の酒店を中心に数量限定での販売を始めた。

 宮澤社長は十勝産の小豆やとかちマッシュ、ラズベリーをはじめとする24種のボタニカル(風味付け諸物素材)を使用した商品の特徴などを説明、「今後もコンスタントにオリジナル商品を作りたい」と説明した。一部の参加者は試飲も行った。「新商品を出す際は早めに知らせて」や「事業費はどれくらいかかったか」といった質問が出ていた。

 スイーツを使った創作カクテルなどに力を入れる市内の「Bar Vin’s(ヴィンズ)」の福永翔太さん(38)は「CFで先行購入。今はその味を知ってほしくてそのまま提供しているが、今後は創作メニューでも活用して広めたい」と話した。(佐藤いづみ)

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