春告げるアスパラ収穫スタート 幕別の北王農林
【幕別】北王農林(藤原壽美社長、幕別)で、一足早いアスパラガスの収穫が始まった。運営する産直市場「ほなみマルシェ」(幕別町千住235)の売り場には、春を告げるみずみずしいアスパラが並んでいる。
同社は毎年、町内36棟の農業用ハウスで約10トンのアスパラを生産する。現在収穫が行われているのは、産直市場裏のハウス1棟(約65メートル×約7メートル)。小麦くずを燃料としたバーナーでハウス内を暖め、2月24日に収穫をスタート。ほなみマルシェは今月1日にオープンし、太さ約3センチ、長さ約25センチに育った新鮮なアスパラ(200グラム、580円)を販売している。
オープン初日に収穫作業を行った藤原昇企画販売部長は「新鮮なアスパラは甘みがあっておいしい。温かくなるにつれて軟らかさも出てくるので、春らしさを感じて」と話している。
ほなみマルシェの営業は午前10時~午後4時。定休日なし。(吉原慧)