十勝題材のかるたで交流 広尾2小学校が合同授業
【広尾】広尾町内の広尾、豊似の両小学校の「合同授業」が2月25日、広尾小で行われ、両校の3・4年生たちがかるたなどを通じて交流した。
両校の児童は、町内唯一の広尾中学校に進学するケースが多い。合同授業は「小小連携事業」の一つで、児童が広尾中に進学後、人間関係などで戸惑わないようにと、昨年度から年3回実施している。
3年生のクラスでは、広尾小20人と豊似小6人が「十勝について知ろう」をテーマにした授業を受けた。4、5人のグループをつくり、十勝の名所や特産物、動物や歴史などを題材にしたかるたで学んだ。
教諭が読み札を読み上げると、児童は目いっぱい手を伸ばして札を取り合い、喜んだり、悔しがったりしていた。
広尾小の保志奏弥さんは「豊似の子に2枚差で負けて悔しかった」と話し、豊似小の佐藤大斗さんは「教室がにぎやかで楽しかった」と満足げだった。
同事業は来年度も継続する予定。(石原秀樹通信員)