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演劇、ゆるく楽しく 劇団「Tokachi Gekidan」旗揚げ 来月19日に公演

Tokachi Gekidanのメンバーら。中央が劇団を主宰する沼田さん

 管内の社会人で構成する劇団「Tokachi Gekidan」(沼田光雄主宰、団員11人)の旗揚げ公演「水飲み鳥のように~世界一ゆるいタイムトラベル~」が4月19日、帯広市内の平原通り小劇場(西2南9)で開かれる。沼田さん(64)は「大半が初心者で、『ゆるく楽しく』がうちのカラー。演劇っていいなと思ってもらえる作品を目指して、全身全霊で取り組みたい」と話している。

 劇団は、東京で劇団員として活動していた池田町出身の沼田さんが中心となり、昨年10月に設立。30~70代の幅広い年齢層の団員が所属する。設立のきっかけは、沼田さんと後に劇団員となる農業の薮田秀行さん(68)、インテリアデザイン事務所代表の清原三枝子さん(78)の3人がパーソナリティーを務めるおびひろ市民ラジオ「FM WING」の番組。同小劇場誕生の話題から「新しい小劇場で演劇をして、帯広の街ににぎわいを」と劇団設立に向けた話が進んだ。

 旗揚げ公演では、沼田さんと交流のあった劇団関係者に脚本を依頼。沼田さんが挙げた「親と子」「タイムマシン」「帯広」「皆が知らないところで頑張っている人」など、七つのキーワードを基に作品が完成した。主人公の沙希が、未来の自分や息子と対面できる不思議な場所で、彼らと対話することで未来を少しずつ変えていく物語。

 演技は、東京などで演劇活動を行う奥嶋広太さんがウェブ会議システムなどを使い、オンラインで指導。団員の多くは演劇未経験者で、多い時で週3回本番に向けて練習を積んでいる。団員には管外からの移住者も多く、十勝をより魅力的な地域にしたいと新たな視点で演劇に取り組む人もいるという。

 沼田さんは「人生について考えるワードがせりふのあちらこちらにちりばめられているところが見どころ。ぜひ見に来てほしい」と来場を呼び掛けている。

 上演は午後2時と同6時の2回。チケットは前売り1000円、当日1500円。予約は専用フォームなどから行う。問い合わせは劇団のウェブやメール(tokachigekidan@dcthp.com)へ。(菊地青葉)

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  • 4月の旗揚げ公演に向けて稽古に励む劇団員ら

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