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帯広柏葉高、授業にAI・ICTの活用探る

AIを活用した授業を視察しより良い在り方を協議する参加者

 帯広柏葉高校(鈴木究校長)は昨年12月18日、同校で、今年度の「リーディングDX(デジタルトランスフォーメーション)スクール事業成果報告会」として、生成AIなどを生かした5教科の研究授業を公開した。管内外の教育関係者ら約160人が、学校におけるICT(情報通信技術)やAIの活用について探った。

 十勝ICT推進委員会による第2回十勝ICTサミットと、十勝教育局によるICT活用管内協議会を兼ねて行った。同校は2023年、文部科学省から管内唯一のリーディングDXスクールに指定。学校や地域の枠を超えて成果を共有するため報告会を企画した。

 教諭5人が1、2年計170人を対象にした授業を公開。国語の戸川貴之教諭は科学史のまとめ、理科の小林哲也教諭は議論の振り返りを、それぞれ生成AIを使い実演した。

 また、信州大学の佐藤和紀准教授が「今、求められる授業」をテーマにオンラインで講演。「教室にいろいろな選択肢を用意して、生徒が自らの意思で学べるよう導いて」と述べた。

 同校の小林央教頭は「生成AIやICTへの注目度が高いことを改めて実感できた。今後、小中高各校のICT活用を系統的につなげていくほか、学校間の情報交換も進んでいけば」と話した。(許静)

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