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温泉熱ハウスに太陽の赤 音更でマンゴー収穫

赤く熟して収穫間近となったマンゴー(19日午前10時ごろ、須貝拓也撮影)

 【音更】音更町下士幌にあるノラワークスジャパン(帯広)のビニールハウスで、マンゴーの収穫作業が最盛期を迎えている。

 同社は、2010年から無農薬のマンゴーを栽培。夏は雪氷冷熱で冬の環境、冬は温泉水で夏の環境をつくることで、流通がピークの夏を避けて希少性の高い冬の出荷を実現した。

 糖度15度以上の「白銀の太陽」と、11度以上15度未満の「十勝マンゴー」の2ブランドで展開する。ハウス3棟で、今季は約300本の木から約1500玉を収穫予定。

 冷熱用の雪や受粉用のミツバチが確保しにくかったため、出荷数は例年の15%ほどと希少性に拍車が掛かっている。

 初出荷の12年には1個5万2500円の高値が付いた白銀の太陽はリピート客が中心で、今季の販売は既に終了。1個3000円程度の十勝マンゴーは、インターネットで購入可能。20日からは、道の駅おとふけで「ミニマンゴー」も数量限定で販売する。

 荻原侑香マネジャー(36)は「玉数が少ない分、それぞれは濃厚で舌触りなめらかな良品ばかり」と話している。(佐藤匡聡)

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