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ナガイモ使った麩とまんじゅう JA帯広かわにしが30年ぶり加工食品販売

長芋麩と小豆まんじゅうをPRする(右から)有塚組合長と木戸事務局長

 JA帯広かわにし(有塚利宣組合長)は、約30年ぶりに加工食品の販売を始めた。特産のナガイモや小豆を使った味わい深い麩(ふ)とまんじゅうの2商品。市内のAコープ川西店やJR帯広駅とかち物産センターなどに並んでいる。「こだわりの原材料を用いた。消費者に十勝・帯広の魅力と可能性を伝えることができれば何より」と期待を寄せる。

 2商品とも帯広物産協会が開発に協力し、同JA女性部が監修した。

 ナガイモの消費拡大と付加価値向上を狙った「長芋麩」は内容量40グラム、価格460円(税別)。同物産協会によると、少子高齢化が進む国内では、麩は軟らかく食べやすいことから、病院などで消費が伸びているという。「道内は麩がまだあまりメジャーではないが、この商品から普及が広がれば」と力を込める。京都の老舗「いとふ」が製造した商品に、十勝川西長いもを原料に加えることで、より弾力ある食感を生み出した。

ナガイモを使った麩とまんじゅうの2商品

 冷凍の「帯広かわにし小豆まんじゅう」は、内容量110グラム、330円(税別)。十勝産小麦に十勝川西長いもを練り込み、蒸したてのようなフワフワした生地に仕上げた。中にはあん製造の「西山商店」(帯広)による、同JA産小豆で作ったやさしい甘みのあんが内包されている。

 10日に同JA本部で記者会見を行い、有塚組合長や物産協会の木戸善範事務局長ら関係者が2商品を説明した。有塚組合長らは「どちらも豊富な栄養素を摂取できる。こうした加工食品市場を川西がけん引していければ」などと話した。

 2商品は11日に発売。今後、新千歳空港でも販売する予定。(山田夏航)

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