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認知症対応型デイサービス「れんがの家」で内覧会 農家の母屋をリノベ

れんがの家の中を見学する来場者

 【鹿追】鹿追町鹿追北3線の元農家の住宅や馬小屋、倉庫を改修して13日から一部事業を開始した認知症対応型デイサービス施設「れんがの家」で17日、住民向けの内覧会が行われた。町内外から約200人が参加し、れんがと木を基調とした開放的な施設デザインや、地域に開かれた福祉施設の事業概要などについて理解を深めた。(大井基寛通信員)

 同施設は、訪問看護ステーションなどを運営する鹿追町内のNPO法人かしわのもり(松山雅一代表理事)が建設。日本財団の「みらいの福祉施設建築プロジェクト2021」に採択され、事業費2億9031万円の全額を助成金で賄った。

 同施設では、認知症対応型デイサービス事業を13日から先行的に開始。れんが造りのデイサービス事業所と併設するカフェが中心施設で、子ども、親子、高齢者、障害のある人、普段は外出が難しい難病の人ら誰もが自由に集える場となる。医療的ケア児と家族らが安心して過ごせるカフェは4月のオープンを予定。

木を基調とした落ち着いた雰囲気の室内。参加者は担当者から施設の事業内容などについても説明を受けた

 内覧会では、担当者が参加者を案内し、れんがと木を組み合わせた建物の特徴や、窓から農村風景が一望できるカフェスペースの空間デザインなどを紹介した。施設で展開する事業内容なども説明し、位田智章施設管理者は「注目度の高い施設であり、事業所もスタッフも地域の一員として活動していきたい」と強調した。

 同施設では今後、森の散策路などの外構工事を行い、5月17日に竣工(しゅんこう)式、同18日に町民ホールで記念式典を予定している。

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  • 13日から認知症対応型デイサービスを始めたれんがの家は、レンガと木を組み合わせた概観が特徴。4月には併設のカフェもオープン予定

    13日から認知症対応型デイサービスを始めたれんがの家は、レンガと木を組み合わせた概観が特徴。4月には併設のカフェもオープン予定

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