帯広駅前にカーシェア14台 トヨタレンタリース帯広が大規模ステーションをオープン
レンタカー事業のトヨタレンタリース帯広(帯広市)は、帯広駅北口のバスターミナル横に14日、カーシェアステーション「トヨタシェア帯広駅前ステーション」をオープンした。コンパクトカーを中心に14台の車を配備し、全国的にも大規模なステーションとなる。
カーシェアは、登録した会員に自動車を貸し出すサービス。15分220円から借りられ、短時間だとレンタカーよりも安く利用できる。また、会員のスマートフォンで貸し出しや決済ができるため、無人店舗で24時間営業。「必要な時間だけ借りられるので安上がり」(同社)とPRする。
首都圏などの大都市だと、集合住宅などに設置して自家用車の代わりとして使われる場合も多いが、道内では出張中の会社員や旅行者などに利用されるケースが主流。同社もビジネス・観光需要を主なターゲットに、とかち帯広空港など市内6カ所にステーションを設置している。駅前は7カ所目で、市内の合計台数は30台となる。
駅前も、JRで来帯するビジネス客、観光客の利用を見込んでおり、14台の台数は新千歳空港(30台)など空港のステーションを除いて全国最大規模。同社総務課の米田真也課長は「公共交通に比べ、自由に移動できる。運転手不足の問題もあり、カーシェアの需要は今後も伸びると見込んでいる」と話す。(吉原慧)