長崎屋ゲームコーナー、今月閉店へ ゲーム機一部をドンキに移設
旧長崎屋帯広店(帯広駅南ビル)2階のゲームコーナー「ファンタジープラザ」が31日で閉店する。プリクラやクレーンゲームなど約200台のゲーム機があり、若年層や家族連れの遊び場になっていた同施設。現建物のオープンから33年間にぎやかな音を響かせていたゲームコーナーも、年内で終わりを迎える。(児玉未知佳)
同施設は1990年、メリーゴーラウンドやミニコースター、多数のゲーム機器を備えた全天候型の屋内遊園地「ファンタジードーム」としてオープン。2011年にリニューアルした「ファンタジープラザ」は当時、ゲームセンターとしては管内最大規模だった。日本商業施設(東京)が管理・運営し、約1300平方メートルにクレーンゲーム、メダルゲーム、ビデオゲーム、カードゲーム、乗り物、プリクラなど200台のゲーム機とキッズコーナーがあった。
8台が並ぶプリクラコーナーは“思い出を形に残す場所”としてにぎわい、成人式の日などには長蛇の列ができた。27日、閉店を前に最後のプリクラを撮りに来たという帯広第八中1年の木村愛莉さん(12)と高城瑠花さん(12)は、「休みの日に友達とよく来ていたので、閉店はショック。遊ぶ場所に困る」と話していた。
クレーンゲームなど約80台はMEGAドン・キホーテ西帯広店に移動。22日、1階の「ザ・本屋さん」跡に子ども向けのゲームコーナーを新たにオープンした。同社アミューズメント事業部の平野一行責任者(47)は「西帯広店は1階をキッズ向け、2階をヤングアダルト向けに展開。長崎屋に通っていた方もまた楽しんでもらえたら」と話す。