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大空ローカルハブがオープン カフェや生鮮品販売 十勝バス

担当者(左)の説明を聞きながら買い物する利用客ら

 十勝バス(帯広市、野村文吾社長)を中核とした「十勝圏公共交通共創プラットフォーム」は1日、地域住民と公共交通との接点をつくるコミュニティースペース「大空ローカルハブ」を、市大空町12の薬局跡にオープンさせた。野菜や果物、海産品などの物販や、コーヒーやお茶が飲めるカフェスペースを設けており、初日から地域住民が訪れ、買い物などで利用した。(吉原慧)

 同プラットフォームは帯広地方卸売市場や宮坂建設工業など11社で構成。ローカルハブは国土交通省の「地域交通共創モデル実証プロジェクト」の取り組みの一つ。物販やカフェ、大空地区で運行しているデマンド交通「おおぞライナー」をつなぐことで、人口減少が進む中でも人や物が集う「交通のハブ」づくりを目指す。

 十勝バスは昨年度も別の構成メンバーで、国交省の同事業を活用して自社運営する焼き肉店(大空地区)でターミナル化への実証実験を行っており、今回はさらに発展させたものとしている。

 ローカルハブは、正面がガラス張りで中を見通せる。コーヒーやお茶を飲める16席分のカフェスペースと、海産品や野菜などの生鮮品を販売する物販スペースがあり、十勝バスの社員が3人体制で運営。物販には同市場が協力する。 

 初日、買い物を体験した近隣にすむ80代の主婦は「スーパーが遠いので野菜の販売が便利。カフェにも友達と来ようと思う」と話した。野村社長は「人や物が集まる交通拠点に育て上げ、市内中心部と結ぶネットワークを築きたい」と意気込んだ。

 ローカルハブの実証実験期間は1月31日までの3カ月間。運営時間は平日午前11時~午後6時半。

大空ローカルハブがオープン カフェや生鮮品販売 十勝バス

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  • 冷蔵庫内に多くの海産品が陳列されたローカルハブ。店舗入り口側にはカフェスペースが設けられた

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  • オープンした大空ローカルハブ。中央が野村社長

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