オカモト音更本社が着工 25年3月稼働目指す
【音更】オカモトホールディングス(帯広市、岡本謙一社長)の本社新築工事の地鎮祭が2日午前11時、音更町木野西通8の現場で執り行われた。音更は同社設立の地。2024年12月完成、25年3月稼働を目指し、関係者が工事の安全を祈った。
場所は、旧下音更小などがあった一帯で、現在は自社所有地。新本社は敷地面積9488平方メートル、建物は鉄骨造地上3階建てで延べ床面積約2999平方メートル。設計はアトリエブンク(札幌)と創造設計舎(帯広)のJV。施工は宮坂建設工業(同、宮坂寿文社長)。総工費は非公開。
この日は約30人が参加。音更神社による神事が行われた後、岡本社長が「会社設立は音更の木野(地区)だった。コロナ禍で社会が変化する中、さらに効率を高め、DX(デジタルトランスフォーメーション)を駆使し、全国650以上ある事業所の中核となる施設にしたい」とあいさつ。小野信次音更町長や宮坂社長らも祝辞を述べた。
新社屋は現在帯広市内2カ所に分散している本社機能をまとめるのが狙い。在籍人数は約120人想定。防災備蓄倉庫を整備するほか、DXを推進する最新設備を取り入れたオフィスとする考え。
オカモトグループは1950年、士幌町中士幌で新聞販売店を創業。71年に法人化し、音更町内でガソリンスタンドを開設した。2000年に帯広に移転するまで本社は音更町内に置いていた。07年からの現本社は賃貸物件。(佐藤いづみ)