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フライデーコーラスが全国へ おかあさん合唱大会

全国大会の出場を決め、笑顔を見せる団員

 帯広市の合唱団フライデーコーラス(富川厚子代表、団員22人)が、兵庫県姫路市のアクリエ姫路で26、27日に開かれる「第46回全日本おかあさんコーラス全国大会」(全日本合唱連盟など主催)に出場する。2017年以来、6年ぶり4回目の大舞台に向け、練習に熱を入れている。(高井翔太)

 7月9日に行われた北海道支部大会には、17団体が出場し、4団体が全国大会の切符を手にした。披露した「きんいろの太陽が燃える朝に」と「花束」の2曲は、しっかりとした発語や伸びのある歌声などが評価された。富川団長は「全国大会に行けて本当にうれしい。大きなホールで歌える経験はそうないので、感謝しながら歌いたい」と気持ちを高めている。今回は十勝からの出場は同団だけ。27日に本番を迎える。

 同団は、1981年に市内の大空団地で発足し、団名は当時金曜日に練習したことにちなんでいる。現在は、木・土曜日を中心に週2日、大空学園義務教育学校で約2時間集まり、國安環さん(指揮)、西川由華さん(ピアノ)と共に練習している。コロナ下では感染対策をして、5、6人ごとに少数でパート練習や声出しなどの基本練習を積み重ねてきた。

 入団3年目の市内のパート従業員中村雅子さんは、声のかすれが気になり、リハビリにと思い入団。声が徐々に改善するとともに、歌自体の楽しみも増していった。舞台での発表も経験し、「観客と一体化する感じで、独特な緊張感がある」と合唱の魅力を話す。

 市内の主婦山口かよこさんは17年目で、過去4回の全国大会の舞台に立ってきた。「歌は楽しいということを伝え、みんなで共有したい。花々を届けるという思いで歌いたい」と意気込みを口にした。(高井翔太)

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