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ジンギスカン専門店すすきのに 平和園が新業態で8月オープン

既存店同様、レトロ感がある新店の店内イメージ図(平和園提供)

 焼き肉の「平和園」(帯広市、新田隆教社長)は8月1日、札幌市の繁華街、中央区南5西5にジンギスカン専門の新業態店舗「羊匠亭」をオープンさせる。定番の手切りジンギスカンが主軸メニュー。札幌4店舗目で初の中心部への出店。新田社長は「もみだれとつけだれで食べる『両付け』という十勝発祥の羊食文化を広く発信したい」としている。

 場所はすすきの中心部。商業ビルの2階にあり、ビジネスホテル「ルートイン」や各種飲食店も入居する。約180平方メートル、56席、個人席から18人程度の団体まで受け入れ可能。マトンジンギスカン(1人前780円)やラムステーキ(880円)、仔羊の冷製ロースト(980円)、独自メニューとしてひつまぶし風そぼろ丼「ひつじまぶし」(580円)などを提供する。

 今春に賃貸契約し、改装工事を進めている。事業費は非公表だが、新田社長は「立地などを踏まえ、帯広で直近に行った東銀座店のリニューアルより高い経費設定。会社としても力を入れている」と説明する。

 同社は1959年創業。9店舗展開、うち札幌は白石店などいずれも郊外型。手切り羊肉を注文後にたれを調合して味付けする「一丁付け」にこだわる。

 新田社長は「ジンギスカンは『先付け(タレに漬け込む)』と『後付け(生を焼いてタレを付ける)』が主流だが、十勝はうちを含め『白樺』さんなど両付けスタイルが多い。道内他地域にはない第3の食べ方を広めたい」と力説した。(佐藤いづみ)

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  • 新業態の店名とロゴ(平和園提供)

    新業態の店名とロゴ(平和園提供)

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