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芽室に「きやなぎ内科」開業へ 駅南に7月

7月3日開院の「きやなぎ内科クリニック」。鬼柳院長(左)と彩医師は「安心感のあるクリニックを目指したい」と話す

 【芽室】「きやなぎ内科クリニック」が7月3日、芽室町西1南4に開業し、診療を始める。診療科目は内科・循環器内科・消化器内科で、鬼柳尚院長(50)と妻の彩医師(41)が担当する。2人は「小さな症状でも相談できる安心感あるクリニックを目指して、二人三脚で、皆さまの健康を見守りたい」と話す。(松岡秀宜)

 鬼柳院長は、岩手県北上市出身で、順天堂大医学部卒、同大大学院修了。循環器内科医として、横浜市の同大系列病院などに勤務していたが、「旅行で訪れて魅了された、自然豊かな十勝で働きたい」と、2016年から帯広第一病院で勤務。今年3月まで、総合診療科長として診療に当たってきた。

 彩医師は芽室町生まれ。都内の小中高校、東海大医学部卒。都内での勤務医時代に鬼柳院長と結婚し、十勝に移住。同じく、今年3月まで同病院で勤務していた。専門は消化器内科。

 2人は、「地域医療に一層、貢献したい」との思いから、クリニック開業を検討していた。JR芽室駅南側には、内科系クリニックがないことを知り、「地域の皆さんが、気軽に受診できるクリニックに」と、芽室での開業を決意した。

 クリニックは外観、内装ともに木目調をふんだんに用いたほか、自然光も取り入れる造りに。また、「患者さんの羞恥心を和らげ、プライバシーの確保とトイレに何回も通う必要性なども配慮」(彩医師)し、大腸カメラ検査前の下剤内服(前処置)時の待機室として、専用トイレやテレビ完備の個室を二つ用意した。

 鬼柳院長は「2人のスキルを生かし、かかりつけ医としての役割も果たしたい」などと話す。

 診療時間は月-金曜の午前9時~正午、午後1時半~同5時(木曜午後休診)。第2・4土曜は午前9時~正午。日曜・祝日は休診。電話番号は0155・67・0210。

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