昭和30年代の十勝が舞台 映画「馬橇の花嫁」出演者募集
幕別町出身の映像作家逢坂芳郎(42)さんが、昭和30年代の十勝の農村を舞台とした短編映画「馬橇の花嫁(仮題)」を制作する。主人公を含めた出演者とエキストラを募集している。
制作のきっかけは、逢坂さんが帯広市内で偶然目にした1枚の写真。馬そりに乗って嫁入りする女性が写っていた。実際に馬そりに乗った人を訪ねるなど取材を重ね、花嫁の心情を描く脚本を練っている。「農家が貧しい時代だが、人々が知恵を出し合い生活を楽しくしようとしていた。映画で再現し、昔の価値観を思い出す機会になれば。そういう映画活動に興味がある人は応募してほしい」と呼び掛けている。
エキストラは当時の祭りの場面の参加で、管内在住者150~200人を募る。撮影は帯広市近郊の神社で9月上旬の週末の1日のみ。当時の髪型にしてもらう場合がある。主人公やその家族役も幅広く募集している。エキストラ以外の役は9月上旬の数日間に加え、来年2月下旬の数日間に管内で撮影を予定している。
参加希望者は出演者募集のホームページを確認し、(1)名前(2)年齢(3)居住の市区町村(4)顔写真、全身写真を各1枚以上(5)プロフィル(6)希望の役を明記し、Eメール(umazorinohanayome@gmail.com)で申し込む。メール以外は逢坂さん(帯広市西8南27ノ1ノ14)へ郵送する。
締め切りは5月末の予定だが延長する場合もある。(高井翔太)