「期間限定」相次ぎ出店 エスタ帯広で利用客増
JR帯広駅に隣接する商業施設エスタ帯広(辻貴章支配人)で、ポップアップショップ(期間限定店舗)の出店が相次いでいる。エスタ帯広は昨年4月から、商業施設管理・運営のJLLリテールマネジメント(東京)が管理を受託しており、コロナ禍の影響が薄れて人出が戻りつつある帯広駅で、新規顧客の開拓に力を入れている。
エスタ帯広では昨年4月以降、7件のポップアップショップを誘致。このうち2店は出店期間が1週間に満たない超短期の営業で、「新しい店舗を次々と入れることで、来場頻度を上げたい」(辻支配人)とする。
3月にはホワイトデーに合わせて菓子店が出店するなど、各種のイベントに合わせることで、若年層の取り込みも図る。ホワイトデーのポップアップショップでは1日100人ほどが来店し、利用客増加につながった。辻支配人は「若年層の反応が多いと実感している」と手応えを得ている。
13日からは、日本の郷土料理や郷土菓子などを取り扱う「日本百貨店」(東京)が4日間出店。木おけで仕込む伝統製法で作るさば缶(411円)や徳島県産ゆずを使ったゆず茶(1350円)などを販売する。
今後も、衣料品や食品などの出店を予定しており、辻支配人は「日常的で地元客に訴えやすい食品系の催事を増やして行きたい」と話している。(吉原慧)