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自作「チャパティ」で十勝の農業を盛り上げ 畜大生が開発

クレープのように薄い生地に具材をまいた「チャパティ」を試食する学生

 帯広畜産大のサークル「あぐりとかち」(谷口二葉代表)は浦幌町の光農産業(西田裕子社長)協力のもと、インド発祥の薄いパン「チャパティ」を開発した。1月23、30の両日、同大生協の食堂で試食販売を実施し、学生たちに自慢の商品を振る舞った。

試行錯誤重ね1年 生地5種具材9種
 あぐりとかちは食や農業を通じて十勝を盛り上げることを目的としたサークルで、食のイベントへ参加してきた。部員が光農産業にアルバイトに訪れた際、デンプン用ジャガイモからチャパティを生産する加工現場を経験したことがきっかけで「チャパティをもっと身近に楽しんでもらえれば」と、企画を立ち上げた。 約1年かけて試行錯誤を重ねた商品はニンジンやカボチャ、抹茶などを練り込んだ5種類の生地と、ひき肉、ハム、白玉など包む具材9種類を用意。具材を包みやすいよう、一般的には丸いチャパティを四角く成形するなど工夫を凝らした。

学生らに試食販売 知ってもらう一歩
 30日の試食販売ではうわさを聞きつけた学生たちが列をつくった。学生たちは好みの生地と具材を選んで注文し、チャパティを味わっていた。谷口代表は「きょうはチャパティを知ってもらう最初のきっかけになったのでは」と手応えをにじませ、今後の活動にも意欲を見せた。

 光農産業も「コロナで抑えられていた学生のパワーを感じた。熱心に取り組んでくれた」と学生たちを称賛し、「最終的には女性や子育て世代にチャパティに親しみを持ってもらい、農業へも興味を持ってくれたらうれしい」としている。(近藤周)

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