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札内に昆虫ショップ開店 「ヘラクレス」など30種類販売

オープンした店内でヘラクレスオオカブトを持つ松田さん

 【幕別】幕別町札内中央町に20日、クワガタやカブトムシを販売する昆虫ショップ「HARU’S BEETLE(ハルズビートル)」がオープンした。昆虫好きが高じて会社員の傍ら開店した松田真さん(31)は、「地元の子どもたちが訪れてくれるような楽しいお店にしたい」と話している。

 店内では松田さんが飼育した個体や知人のブリーダーから仕入れたヘラクレスオオカブト、モセリオウゴンオニクワガタなどの成虫を販売。幼虫も含めて約30種類を取り扱う。雌雄ペアで飼った際、繁殖に必要な産卵材や昆虫ゼリーなども用意し、飼育の指導もしている。他店舗の委託を受け、イモリも展示販売している。

 松田さんは幕別町出身。子どもの頃は祖父が管理する山で昆虫を採取する虫取り少年だった。大人になるにつれて昆虫から離れて生活していたが、小学1年の長男、陽真さん(6)が昆虫に興味を持つようになってからブームが再燃。自身が幼い頃に通った山で陽真さんと一緒に採取するなどして育ててきたが、自宅のスペースでは収まりきらなくなったため、思い切って開業することにした。

 開店に当たっては幕別町の空き屋・空き店舗サポート事業を使い、JR札内駅前の使われていなかった倉庫を改修した。

 松田さんは「十勝管内では昆虫ショップは珍しいので、ぜひ家族で訪れて見に来て」と話している。

 営業日は火・木・土・日曜と祝日で、午前11時から午後6時まで。問い合わせは同店(080・3589・0973)へ。(松崎篤嗣)

関連写真

  • 右から店主の松田真さん、陽真さん、妻真衣さん、真彩ちゃん

    右から店主の松田真さん、陽真さん、妻真衣さん、真彩ちゃん

  • 生体の展示も行っている店内

    生体の展示も行っている店内

  • 生体を販売する店内

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紙面イメージ

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