こぼれ話「思い出の藤丸喫茶店 復活願う」
○…藤丸最後の日は、7階の飲食店も思い出の味を求める来店客でにぎわった。士幌から来た原哲哉さん(67)は市街地を一望できる喫茶店で、パフェを口にする娘の寧々歌さん(7)を横目に、「すごく名残惜しい気持ち」と懐かしんだ=写真。
○…藤丸には学生時代から通った。高校教諭だったこともあり、教え子が「先生」と声を掛けてくれることもあった場所だ。寧々歌さんも1階のスワロフスキーの店員と仲良くなり、「お姉さんといつも会って、一緒に折り紙やお絵かきをして楽しかった」と笑みがこぼれる。
○…月に2、3回訪れ半世紀以上。藤丸が無くなれば、市街地に来る機会も減る。「帯広の中心にあって、すごく寂しい。また再生してくれたらうれしい」と復活を願った。
(高井翔太)
★勝毎電子版の特設ページ「ありがとう藤丸さん」