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ブライダルプラザ衣舞 撮影用スタジオを新設

チャペルをモチーフにした撮影ブースを紹介する井藤専務

 ブライダルプラザ衣舞を運営する「ニュー花嫁センター」(帯広市、井藤正人社長)は、芽室町西士狩北7線19にフォトウエディング用の撮影スタジオ「ハーモニー」をオープンさせた。コロナ禍で挙式を控える傾向がある中で、需要が高まっているフォトウエディングに対応。同社初の独立したスタジオで、撮影シーンに工夫を凝らせる利点などを生かして利用者の幅広いニーズに応えていく考えだ。

 「ハーモニー」は同社三つ目のスタジオ。これまでは本店(市西22南3)内に二つのスタジオを設けていたが、初めて独立したスタジオを設けた。木造2階建て、敷地面積924平方メートル、延べ床面積278・29平方メートルで、25カ所の撮影スポットを備える。

 同社のメイン事業は、取引先ホテルなどで行われる結婚式の貸衣装。2019年から、式を挙げない人を対象に本店のスタジオでフォトウエディングを開始した。

 サービスのきっかけは18年。幼稚園の卒園式向けにはかまのレンタルサービスをしていた際、顧客からレンタルと撮影のセットプランを求める声があり、撮影の事業を開始。撮影付きのサービスが好評だったことから、成人式や結婚式へと対象を拡大させた。

新築した撮影スタジオ。テラスなど、屋外での撮影も可能

 20年以降はコロナ禍で「4カ月間、挙式がない時期もあった」(井藤淳子専務)ほど結婚式が減少したが、代わりにフォトウエディングの需要が拡大。十勝のみならず、釧路など道東からも多くの利用があったため、今後の需要増も見越し、スタジオ新設に踏み切った。

 スタジオには、利用者の要望が多いチャペルや、近年流行しているドライフラワーを天井から垂らした撮影ブース、雨天時にも屋外撮影風の写真が撮れるスペースなどを設置。「さまざまな構図や場面の写真を撮ることができる」(井藤専務)とPRする。

 同社のウエディングフォトは、写真1枚を撮影する基本プランが約8万円。「オプションで14ページ20カットのアルバム(約10万円)や、20ページ30カットのアルバム(約15万円)を付ける人が多い」(井藤専務)という。

 問い合わせは同社本店(0155・34・2002)へ。(吉原慧)

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