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低温でうまみ増す ミートピアのジンギスカン「氷温食品」に認定

認定証を掲げる鈴木社長

 食肉加工・販売を手がけるミートピア(帯広市、鈴木勝治社長)の販売する家庭用ジンギスカンが、氷温協会(本部・鳥取県)の認定する「氷温食品」に承認された。同協会の認定商品は十勝初。ジンギスカンでの認定は全国でも他に例がないという。

 「氷温食品」は同協会が鮮度保持や高品質化のために認定する熟成法の基準。ミートピアの真空氷温熟成は、食品がぎりぎり凍らない温度で管理・熟成させることで、うまみ成分とされる遊離アミノ酸の含有量を増やすことができる。

 今回認定を受けた「社長の成吉思汗」(400グラム1382円)は、コロナ禍の業務用肉の需要減少を受け、2021年に開発・販売したもの。当初から氷温熟成を行っていたが、商品発売後に氷温協会を知り、22年春ごろに資料を提出。氷温熟成の方法や、熟成前後の食材の成分分析、協会員らによる試食や外部専門家の審査を経て、11月17日に「氷温食品」として認定を受けた。

 鈴木社長は「自社の技術が協会から認められてうれしい。十勝でも氷温熟成の認知度が上がり、手に取る人が増えてくれれば」と話している。

 商品は「食べレア北海道」などオンライン上で販売している他、フクハラの大型店舗などでも購入が可能。(吉原慧)

<氷温>
 食品が凍り始める直前の温度。生鮮品の保存などに利用する。食品にはそれぞれ固有の氷結点(凍結点)があり、0度から氷結点までの未凍結温度領域を「氷温域」という。

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