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余剰熱でマンゴー収穫 鹿追のバイオガス発電

たわわに実のるマンゴー

 【鹿追】鹿追町環境保全センター(町中鹿追)で、バイオガス発電による余剰熱を使って栽培しているマンゴーの収穫が始まった。大きくたわわに実っており、来年1月まで続く見込み。

 マンゴー栽培は、町と町農村青年会がコンソーシアム(共同事業体)を組み、2013年度から始まった。樹齢3年ほどのマンゴーの木を植え、その後2年ほどしてから収穫できるようになった。

 6~7月に一度、根を冷やしてマンゴーの木にとって冬の状態にしてから温度を上げ、7月下旬から8月初めに開花、10月ごろに実がなり始める。

 栽培を担当している古橋和久さん(69)は「おいしいマンゴーにするには、特に開花と実がなり始めた時期の日照が大切。光合成によって糖度が上がる」と話す。28日に出荷したマンゴーは糖度が17%と十分な甘さのものもあった。収穫したマンゴーはノラワークスジャパン(音更)が販売している。

 マンゴーは、鹿追町のふるさと納税の返礼品にもなっている。寄付額2万円以上で糖度12~15%未満の十勝マンゴー、同5万円以上で糖度15%以上の「白銀の太陽」(2Lサイズ)などを用意している。(平田幸嗣)

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