十勝が旗振り役 キッチンカーの全道団体発足
十勝のキッチンカー業者らが旗振り役となり、業界の発展を目指す全道規模の団体が立ち上がった。イベント出店の窓口や地域間での食の交流、インターネット販売のサポートなどを行っていく考え。業者間のネットワークを強化するため、会員や協力企業を広く募っている。
団体名は「北海道キッチンカー研究所」で、十勝、石狩、上川、空知管内に拠点を置くキッチンカー4業者と、帯広市でインターネット販売のサポート事業などを営む北海道キャピタル(岡田知己社長)の5社で立ち上げた。
共同代表は十勝のキッチンカー「TRANSIT」を運営する山崎寿将さんと、上川のキッチンカー「天肉」の岡村英明統括部長。
連携によって、地域をまたいだイベント出店による地域交流や食材の紹介、出店機会の増加を目指す。また、冬季はイベントが減少し、キッチンカーの出店の場が少なくなる課題があることから、通年で採算が取れる事業を目指し、インターネット販売に取り組む。
北海道全体のキッチンカーが集まることで、多くの利用者を呼び込みやすくする狙いもある。
団体の設立を呼び掛けた岡田さんは「全道のキッチンカーと連携できれば、自分たちでイベントを企画することもできる。デパートの催事のように、キッチンカーで全道の食を集めても面白い」と話している。
今後、加入者を増やし、道内全振興局内での支部設立を目指す。インスタグラムで会員などを募集している。(吉原慧)
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