東大農学生命科学サテライト 公開講座2回目 更別村サラパーク
【更別】東大大学院農学生命科学研究科更別サテライトキャンパスの公開講座が1日、村内のサラパークで開かれた。サテライトキャンパスの公開講座は今回で2回目。
同研究科は昨年、村と包括連携協定を結び、同施設の一角にサテライトキャンパスを開設。実習ほ場では学生らが来村し、栽培試験などの実習に取り組んでいる。
講座の冒頭、西山猛村長が登壇し、「村ではデジタル田園都市国家構想のタイプ3に採択されたスーパービレッジ構想の実装を始めた。東大の方々の研究をぜひ村のスマート農業や農業振興に役立てていただきたい」とあいさつした。
公開講座では、フランス国立農業研究所の関連会社Hiphen(ハイフン)の創業者アレクシスコマールさんが「農学的知識とAI画像解析が駆動する植物フェノミクスと生産現場への応用」、東大大学院情報学環の越塚登教授が「IoTやAIを利用した地域課題の解決・特に農業への適用を中心として」と題してそれぞれ講演した。同大学部生や院生、村民ら約20人が聞き入った。(松崎篤嗣)