大きなナガイモに笑顔 川西小児童が収穫
帯広川西小学校(菅沼真弓校長、児童226人)の児童が25日、学校農園で川西地区名産のナガイモを収穫した。今年は夏場に雨が続き成長が心配されたが、掘り起こしてみると大きく育ったナガイモがたくさん。児童たちは気持ちの良い秋晴れの下、笑顔で取り組んだ。
同校は、地域への愛着を育む授業「ふるさと学習」の一環で、ナガイモを栽培している。今年は5月に植え付けた。
この日は奇数学年と偶数学年に分かれて収穫。初めに児童会長の中村騎士(ないと)さん(6年)が「一本一本、丁寧に掘りましょう」とあいさつ。PTAと保護者合わせて36人も手伝いつつ、土にまみれながら汗を流した。
最後のナガイモ堀りを楽しんだ藤野帆花さん(6年)と八代乃絵さん(同)は、作業中に出てきたネズミにびっくり。「怖くて集中できなかった」と笑いつつ、「6年間、貴重な経験をさせてもらった。大きいナガイモも取れたので良かった」と話した。
ナガイモは5キロほどにまとめて袋詰めし、保護者らに販売。売上金はスキー授業などの教育活動に充てる。(山田夏航)
大きなナガイモに笑顔 川西小児童が収穫