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「山幸」の栽培・醸造視察 ワイン用ブドウ 管外の飲食関係者ら

山幸と他のブドウを食べ比べる参加者(めむろワイナリーで)

 【池田・芽室】国際ブドウ・ワイン機構(OIV、フランス)に品種登録された醸造用ブドウ「山幸」の理解を深める視察会が12、13の両日、池田町や芽室町などのワイナリーで開かれた。管外からソムリエや小売り、飲食関係者ら約20人が参加した。

 池田町独自の品種「山幸」は2020年、国内3品種目となるOIV登録を果たした。管内では山幸でワインを造るワイナリーが増えており、品種や産地形成の取り組みを知ってもらおうと道が企画した。

 2日間で池田町ブドウ・ブドウ酒研究所や三つのワイナリーを見学。13日には芽室町内のめむろワイナリー(町中美生)を訪れた。尾藤光一社長の案内で、土づくりや、粒を崩さずに房から外す高性能のブドウ除梗(じょこう)機、醸造の取り組みを見聞きした。

 新たにブドウ栽培を始める予定という空知管内栗山町の農業生産法人の社長(51)は「山幸の歴史や現地に触れて、より商品が身近になった。新たな品種を作った先人の思いは素晴らしく、よりストーリー性を持たせれば価値が上がるのでは」と感心していた。(安田義教)

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