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今年も「ジャガイモ列車」運行スタート 500トンを首都圏へ

コンテナに積み込まれるジャガイモ

 ジャガイモの収穫シーズンを迎え、今年も十勝から本州に向けたバレイショ輸送専用列車(ジャガイモ列車)の運行が12日から始まった。十勝北部の5農協のジャガイモ500トンを載せた貨物列車が帯広貨物駅を出発し、28時間かけて埼玉県熊谷市へ運ぶ。

 同列車は、収穫最盛期を迎えた士幌町、上士幌町、おとふけ、木野、鹿追町の5農協が集荷した加工用ジャガイモを100個のコンテナに積み、午前8時8分に帯広貨物駅を出発。翌日午後0時15分に熊谷貨物ターミナル駅まで輸送する。

 12日の出発式でJR貨物北海道支社の安田晴彦支社長は「バレイショは十勝の農作物を代表する宝。改めて鉄道輸送の大切さを実感している」と語った。発車の合図をした、帯広貨物駅の梅田恵介駅長も「十勝の生産者たちが作ったジャガイモを全国の食卓に届けられるよう、安全輸送を心掛けていきたい」と話した。

 JR貨物北海道支社によると、ジャガイモ列車は1日1便で、10月2日まで毎日運行する予定。(完戸雅美)

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