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悠=十勝川、清=札内川、荒=音更川 かわたびコーヒー第2弾完成 川のイメージをブレンド

川をイメージした「かわたびコーヒー 川ブレンド」。右から西さん、森田さん、木村さん

 十勝管内の3人の焙煎(ばいせん)士が川をイメージしてブレンドした第2弾の「かわたびコーヒー」の発表会が17日、帯広市内の十勝川インフォメーションセンター前テラスで行われた。十勝川、札内川、音更川の特徴をイメージして、それぞれ3種類の豆をブレンドしたオリジナル商品で、焙煎士が運営する店舗などで販売している。

 「かわたびコーヒー」は、北海道開発局のプロジェクト「かわたびほっかいどう」の一環。第1弾として、札内川ダム(中札内村)の通路でコーヒー豆を熟成している。第2弾の川ブレンドは、帯広開発建設部帯広河川事務所とトカプコーヒー(中札内村大通南6)、May coffee(同村)、カシオペイアコーヒー店(音更町新通北1)が企画した。

 トカプコーヒーの木村務さんは「十勝川ブレンド」を担当。「十勝の大地を悠々と流れ、人々に恵みを与え、大海原に注がれる」をコンセプトに、インドネシア、グアテマラ、ブラジルの3種類の豆をブレンドし、深いコクと強い甘み、クリーンな味わいとなっている。

 「札内川ブレンド」を担当したのは、May coffeeの森田美紀さん。エチオピア、ペルー、ホンジュラスの3種の無農薬栽培の豆を使用。「札内川は清流のイメージが強く、香り高さ、後味のすっきりさで表現し、時折見せる荒々しさを個性が強めの豆でブレンドした」と話した。

 「音更川ブレンド」はカシオペイアコーヒー店の西良太郎さんが担当。インドネシア、東ティモール、ラオスの癖のある3種の豆をブレンド。「音更川は荒々しいイメージなので、どっしりとした味わいで苦みもあるが、グレープフルーツのような香り。個性の強い豆ばかりだが、不思議な味わいを楽しめる」と語る。

 ドリップパックで、1個250円で各店で販売。「札内川ブレンド」は近く、道の駅なかさつない(中札内村大通南7)で販売予定。

 帯広河川事務所の須賀可人所長は「それぞれの川に特徴があるので、コーヒーを飲んで川のイメージを感じてもらうことを通じて、川を意識してもらえるきっかけになってくれたら」と話している。(完戸雅美)

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